「大走り新茶」と「八十八夜新茶」は、どちらも新茶の一種で、日本茶の中でも特に早い時期に収穫されるものです。以下にそれぞれの特徴と違いを説明します。
大走り新茶:
収穫時期: 大走り新茶は、走り新茶の中でも特に収穫時期が早いものを指します。
収穫方法: すべて手摘みされ、大量生産が難しく希少なお茶とされています。
収穫する芽: 新芽が成長する前のごく小さな芽を収穫することもあります。この小さな芽には甘みや旨味が格別です。
毛茸(もうじ): まだ産毛が残っているほど小さくやわらかい芽に生えた産毛は「毛茸(もうじ)」と呼ばれ、美味しい新茶の証とされています。
風味: 濃厚な風味があり、甘みと旨味が強く、苦みや渋みはあまり感じません。
美味しい入れ方: 70度程度のぬるめのお湯でじっくりと抽出すると良いです。
八十八夜新茶:
収穫時期: 八十八夜は、立春から88日目頃の5月1週目頃を指します。八十八夜に収穫されたお茶は、味も香りも最高になると言われています。
収穫する芽: その年最初の若芽で作られるお茶が八十八夜新茶(一番茶)です。
風味: 若芽ならではの若々しくすっきりした香りが楽しめます。
どちらも早春の新茶で、日本茶愛好家にとって楽しみな季節ですね!