豊明のガラス工房さんへ

Instagramからの続きです。

仕入れもあり先日豊明のガラス工房さんへ伺いました。豊明市は名古屋の東南部に隣接する町で名古屋のベットタウンと国道一号線(東海道)が通る、桶狭間などが有名な歴史の町ですね。

さて本題のガラス工房さんですがこちらも丁寧にガラスについて教えていただきました。以前ガラス工芸の会社に勤めておられその後独立してこの工房を立ち上げられたそうです。ガラス作家でなくガラス工房として汎用品の制作に手作りであたられているそう。お茶の新楽園でもおいしく冷茶を飲んでいただきたいと思い、お手頃な冷茶グラスの制作をお願いしようと伺いました。ちょうどその日は製作がお休み、かたずけをされていたそうでガラスの制作を見せて頂くことが出来ました。

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いつもこのように炉にガラスを溶かしておきすぐに制作できるようにしておきます。ガラスの種を取り出し型など使い成型が始まります。取り出した時は真っ赤なガラスの玉も2~3分くらいで赤みがなくなり透明なガラスに、しかしまだ700~800度あり自在に変形させられます。その後コップであれば口を開いたり、一輪挿しにしたり色々な製品に仕上げていきます。

 

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形作られたガラスは下の炉に入れられ一日かけて徐々に温度を下げ完成品になります。室温に急激に温度を下げるとヒビが入ってしまうそうです。ちなみにコンピューター制御で温度が管理されもっと長い時間をかけて徐々に温度を下げると耐熱ガラスができるそうです。そうですか、へ~。

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色々話をお伺いしましたが、先ほどの耐熱ガラスの作り方やヒビのはいったガラス製品の話などは特別興味深く拝聴しました。やはり一つ一つなかなか熟練の技がいる仕事だと感心して帰りました。オッと仕入れの商品を忘れるとこでした。


おまけです。岐阜県土岐市妻木へ陶器の仕入れに行ったときに見つけたチラシです。土岐市美濃陶磁歴史館で今年の話題の土岐明智氏の特別展示があるそうです。※拡大できます。